暗闇からあらわれる。
大人版トムとジェリーだと思ってもらって大丈夫です。
、、、いや、大丈夫かな?笑
可愛らしい絵のタッチからは想像もできないほど
全然、子供向けの内容ではないです。
ちょっと、こわい話しもあるので。
あ、日本だと映画版クレヨンしんちゃんがしっくり来ますかねー、、、。
カナダに留学していたときからよく見ていたのですが
当時はスラングが多すぎて全然聞き取れず、苦い記憶の一つでもあります。笑
話しはシュールで面白いです。
色使いもファッションの参考になると思うので(嘘です。)
よかったらみてみてください。
さて、本日のBLOGはSong for the Mute(ソングフォーザミュート以下、SFTM)について。
21.2(21FW)コレクションのテーマ”BEAST”はデザイナーのリナ・タイとパートナーのカリムのお気に入りでもある
80〜90年代のホラーフィルムからインスピレーションを受けたコレクション。
光と闇。
ラグジュアリーなオリジナルファブリックにまるで子どもが描いた様な遊び心のあるドローイング。
21.1”NAIVE”にも通じる部分があり
自己を見つめた先にある、二面性。
内なる自分との出会い、その解放とでもいうのでしょうか。
内側から外側へ。
相反するものこそが、互いを引き立てる。
両者を共存させる面白さ。
『ほら、灯りを消してご覧。暗闇も悪くないだろう』
普段、見えているものが正解なのか。
見えないものに実は面白さが隠されており
それが暴かれるときに気づくことができる。
隠されたものがあるから、はっきりと見えているものが引き立つのではないのだろうかということに。
これは本当にただただ当たり前の話し。
SFTMの洋服を通してみる。
普段、見ている世界の裏側に潜む世界のお話し。
そんな、今シーズンのコレクションを象徴するアイテムが入荷。
チンディというインドのラグを作る手法を応用したファブリックを使用したマルチストライプジャケット。
細い糸をまるで一本の太い刺繍の様に見立て、立体的なストライプを表現。
昔の。どこか懐かしいサーカスのピエロの衣装を崩した様な
ロンドンストライプ。
特にこの多色使いの、青の表現が秀逸で。
毒々しいカラーリングの中に垣間みえるグラデーションのブルーが南国の海のようでとても美しいです。
二つの異なる柄のレース生地を使用したレインジャケット。
アノラックパーカーにあえてラグジュアリーな繊細で複雑なテキスタイルをオン。
特にこの多色使いの、青の表現が秀逸で。
毒々しいカラーリングの中に垣間みえるグラデーションのブルーが南国の海のようでとても美しいです。
二つの異なる柄のレース生地を使用したレインジャケット。
アノラックパーカーにあえてラグジュアリーな繊細で複雑なテキスタイルをオン。
フードはしまうことが出来ます。
こういったディテールのひとつひとつにも
コレクションテーマである二面性を感じさせてくれますね。
ハイエンドブランドがスポーツテイストを取り入れるのは昨今のトレンドですが
ここまで、振り切ってテキスタイルに寄ったアイテムは珍しいのではないでしょうか。
ラグジュアリーとスポーティーさと二つの側面を持っているため
モードでもカジュアルでも合わせの幅が広く、対応力を感じます。
カラーも品のあるホワイトよりのベージュで個性的なアイテムではありますが
スタイリングにも馴染みやすいです。
ご参考までに。
・"CLOWN" PATCH POCKET JACKET col:MULTI size:46(M相当) ¥176,000(tax in)
・RAIN JACKET col:BEIGE size:46(M相当) ¥165,000(tax in)
SFTMのテキスタイルに触れているとまるで旅をしているような気分になります。
さまざまな国の職人による卓越した洋服づくりのテクニックに触れられるので。
もし、このコロナが落ち着いたなら、、、。
と、ついつい妄想にふけてしまうのですが
できることなら。
SFTMのジャケット着て旅に出たいなと思います。
知らない土地に行って知らない人と話し。
世界を旅するのです。
このブランドのファブリックが素晴らしいということは
きっと世界共通の認識だということ。それを直接確かめたいという。
そんな思いも込めて。