This Charming Man.
こんばんは。
澤浦です。
BLOG、だいぶ空いてしまったので近況報告を少し。
澤浦です。
BLOG、だいぶ空いてしまったので近況報告を少し。
とある日の夜のふけのこと。
2人で残ってこそこそと。
作業という名の悪巧みをしているとこんな話題に。
『ファッションは10年単位で語られることが多いけど、2010〜2020年に起こったファッション業界における事件はなんだったんだろうか』
たわいもない話しがほとんどなのですが、
やはり洋服の話しになることが多くて。
ぱっと思いついた事件を少しまとめてみました。
アレキサンダーマックィーンの死。
(2010年)
ガリアーノのマルジェラ就任。
(2014年)
カールラガーフェルドの死。
(2019年)
ヴァージルアブローのルイヴィトン就任。
(2019年)
偉大なデザイナーの死と才能あるデザイナーたちが台頭した時代。
ファッションデザイナーにクリエイティブディレクターとかアートディレクターとかおしゃれな名前が付け足された時代。
スタイルを持たないことがスタイルになったノームコアな時代。
あっきーが2010-2020年のファッションを一言でまとめてくれたのが
『SNS』でした。
SNSの台頭は本当にファッション業界を大きく変えてしまいました。
SNSの台頭は本当にファッション業界を大きく変えてしまいました。
情報は収集する時代から選ぶ時代へと変わり。
街に繰り出さなくても
新しいファッションと出会うことができ、
そして誰もがチャンスを与えられ、
どこにいてもファッションを楽しめることが出来る
時代へと変わっていったのです。
SNSというプラットフォームを
介せば誰もが発言権を持ち、
一国の大統領とも話しが出来てしまう時代。
目まぐるしく変わる世界。
ワクワクと同時に襲われる不安。
一体この先、世界は。
自分はどうなっていくんだろう、、、。
そんな時にこの新型感染症が蔓延。
いっそう浮き彫りになっていく
静かな街と煌びやかな画面越しの世界。
ヴァーチャルとリアルのボーダーラインが徐々に曖昧になっていく中で。
ファッションにおいてひとつ。
これだけは言えることがあって。
それは
リアルでかっこいいものは画面上でもかっこいいということ。
リアルでかっこいいものは画面上でもかっこいいということ。
僕の敬愛する元ランバンのデザイナー
アルベール・エルバスがインタビューで答えていたのが
『写真の登場はファッションシーンを変えたが、
あくまで、洋服は人が着るもの。
私は洋服を着る人が高揚するような。
私のドレスを身に纏う女性が。
その人の魅力を最大限引き出せるものにしたい。
それは決して、スクリーン上ではなくね。』
と。
画面上ではいくらかっこよく見せれても。
実際自分で着てみたら微妙とか。
そういうのは良くある話で。
いくら時代が変われど。
良いものは良い。という。
この現実だけは変わりません。
この、SNSが支配しつつある社会で。
ついつい、見失ってしまいそうな本質的な部分。
そんな葛藤を抱えながらも。
原点回帰して『リアル』を追求した結果。
このSS21は今まで以上に。
最高のラインナップが集結しました。
最高のラインナップが集結しました。
毎シーズン最高だと思っているんですけどね。笑
いつもそうなんですけど、それ以上に。
本日紹介させてもらう新しいブランドだったり、
素晴らしいラインナップをお店に並べることが
出来ること。
その幸せを日々、噛み締めながら。
今日は誰が来てくれるのかなとか。
まだ見ぬ、新しい出会いを。
素敵な出会いを心待ちに。
と。
、、、最近はそんな感じです。
さてさて。少しのはずが
だいぶ前置きが長くなりましたが。
さて、では本題へ。
ensou.
デザイナーの西川さんと初めてお話ししたのは2年前の秋だったと思います。
ensou.というブランドがあることは知っていて。
ただ、実際のものは見たことはなかったのです。
だから展示会にお邪魔するまでは謎のブランド、、、という立ち位置でした。
僕の中で。
当時は卸しに対して消極的で
ほとんどやっていないとのことでした。
通りで、実際のものを
なかなか見たことがない訳です。
初めの展示会は西川さんと少しお話しをさせて頂いて。
一通り洋服を見させてもらい、一通り袖を通し。
最後に気に入った洋服を自分のために
2着オーダーして帰りました。
本当は今すぐにでもensou.の洋服を
本当は今すぐにでもensou.の洋服を
お店に並べたい。
はやる気持ちはありましたが、
当時はまだCEDARWOODは構想段階で、
はやる気持ちはありましたが、
当時はまだCEDARWOODは構想段階で、
西川さんからはゆっくりコミュニケーションをとって慎重にお話しは進めましょうと。
僕の取引を急く様子に対して、
僕の取引を急く様子に対して、
西川さんは動じず。機を見ては熟す。
といった。
そんな感じでした。
次に西川さんにお会いしたのは
そんな感じでした。
次に西川さんにお会いしたのは
展示会の半年後のこと。
次シーズンの展示会ではなく、
次シーズンの展示会ではなく、
目黒駅の喫茶店。
コロナが一時落ち着いたタイミングでお茶をしましょうとお誘いして。
そこでは西川さん自身が影響を受けた
そこでは西川さん自身が影響を受けた
映画の話しや自身の経歴について
教えてくれました。
洋服から受ける印象通り、
洋服から受ける印象通り、
西川さんはとても穏な方で
ensou.の洋服に対する僕の印象は。
デザイナーの西川さんのこだわりがぎゅっと詰まっている。
洋服に対する愛情を感じる服だと思いました。
ensou.の洋服に対する僕の印象は。
デザイナーの西川さんのこだわりがぎゅっと詰まっている。
洋服に対する愛情を感じる服だと思いました。
袖を通すと分かるんです。
とても良い服だということが。
あと、とても良い人が作っているんだろうなって。
また、不思議なことに。
西川さんの洋服は僕のお店のブランドと相性がよく。
僕が好んで着る古着やヴィンテージアイテムとも相性が良いのです。
しかもそれが、僕だけだと思ったら
実はお店に来てくれる方々のほとんどのスタイルに自然と馴染んでくれるのです。
謎のブランドが少し解明されてきたと思ったら、
またさらに謎が増えてしまいました。笑
不思議なことで。
これは次回西川さんにお会いしたときに
是非、きいてみたいことのひとつです。
・Deni’s Jacket
¥160,000+tax
ガーメントケース付き
・Wide Trousers
¥75,000+tax
刺繍のトート付き
西川さん自身が語らなくても。
いつも、大切なことに気づかせてくれる。
そんなensou.の洋服たち。
・Silk Linen Work Jacket
¥52,000+tax
箱付き
・Lawrence Dress Shirt
¥42,000+tax
箱付き
このテイストの洋服が好き。
と
この人が作る洋服が好き。
がリンクしてきたのが
自分のお店を持ってみて発見した面白いこと。
生まれた場所は違っても。
会った回数が少なくても。
交わした言葉の数よりも、洋服が。
その作り手の人生を物語るものだと。
ここ数年は思うことが増えて来ました。
そんな10年前の自分からすると
想像もつかないような答えに辿りついたこと。
それは
この2010〜2020年という激動の時代にファッションに注いだエネルギーが。
この2010〜2020年という激動の時代にファッションに注いだエネルギーが。
自分にとって掛け替えのない。
時間と。人との出会いをもたらしてくれたこと。
そんな素晴らしい時代であったことを忘れずに。
2020~2030年を振り返ったとき自分が何を思うのか。
未来が楽しみで仕方ないです。
ensou.の洋服と西川さんが作る洋服が
気になる方は
是非、一度袖を通してみて下さい。
※こちらのブランドの商品はオンラインに掲載しておりません。
詳細ご希望の方は店頭または、お電話、DM等でお問い合わせ下さい。