color:INDIGO NAVY
size: M
肩幅 61cm
着丈 62cm
身幅 61cm
袖丈 53cm
size: L
肩幅 63cm
着丈 65cm
身幅 64cm
袖丈 55cm
material: cotton94%,polyurethane6%
another fabric: cotton100%
着用モデル 173cm 55kg(size:2着用)
「Sasquatchfabrix.」は 22-23 秋冬コレクションテーマを 「労働者を大切に / Value The Working Class」として、現代の仕事の在り方を 問うべく、芸術家「鈴木賢二」にフォーカスし、鈴木賢二版画館「如輪房」に協力を仰ぎ、版画作品を使用した洋服を製作しました。
芸術家「鈴木賢二」は版画家として、彫刻家として、そして漫画家として、昭和という困難な時代を駆け抜けました。農村に生きる人々や都市の労働者たちに温かい眼差しを向け、平和を希求し、懸命に生きる人々の側に立ち、生涯にわたって その姿を描き続けたました。
【Sasquatchfabrix.】
『HIGH PERFORMANCE VANDALISM. ALWAYS PRESENTING A SENSE OF FRESHNESS』
ファッションとは時代の民度を強く反映させたものであり、そうあるべきものだと考えます。
常に前衛的でなければならないものであります。
私たちなりの「ファッション」を表現する ために、その時代に対して、強度のあるテーマを設定し、
クラシカルの肯定と否定を繰り返しながら前衛的で「遊び心」のある洋服づくりをしています。
【鈴木賢二】
市井の人々をいきいきと描いた鈴木賢二(1906-1987)は、版画家として、彫刻家として、そして漫画家として、昭和という困難な時代を駆け抜けました。その優れて前衛的な造形は、近代美術史のなかでも存在感を示しています。
栃木県下都賀郡栃木町(現・栃木市)に生まれ、のちに北関東の戦後版画運動を担った鈴木賢二は、1925年に東京美術学校(現・東京藝術大学)の彫刻科に入学後、プロレタリア美術運動に熱中し、漫画やスケッチで人物表現に秀でた才能を発揮しました。
1932年暮れ頃に栃木へ帰郷してからは彫刻家として活躍し、やがて第三部会の会員にもなったほか、工芸やエッチング制作など、多彩な分野への挑戦を試みています。
第二次世界大戦後には、社会運動にかかわった木版画を多く制作し、日本国内にとどまらず、中国や旧ソビエト連邦ど、国際的な広がりのなかで活動しました。そのメッセージ性の強い版画によって平和を希求し、懸命に生きる人々の側に立ち続けました。
ときに時代の波に翻弄されながらも、生涯にわたって、農村に生きる人々や都市の労働者たちに温かい眼差しを向け、そして快活な子どもたちを慈しみ深くとらえ続けた美術家です。
※栃木県立美術館「鈴木賢二展」より抜粋