size:225 x 235mm
harfdcover
204 pages
ウィーンを拠点に活動するガーナ人画家、アモアコ・ボアフォ(Amoako Boafo)の作品集。2021年9月から11月にかけてカリフォルニアのギャラリー「ロバーツ・プロジェクツ(Roberts Projects)」で開催された展覧会に伴い刊行された。作者は、アートが表象の力を映し出し、また永続させる手段を総合した活動を構築してきた。本書は、作者のこれまでのキャリアを包括的に考察する初めてのモノグラフである。ガーナ系イギリス人、キュレーター兼編集者のオセイ・ボンス(Osei Bonsu)、アメリカ人の作家、社会活動家のレイチェル・カーグル(Rachel Cargle)、ガーナ人スポークン・ワードのアーティスト、ムトンボ・ダ・ポエット(Mutombo Da Poet)、アメリカ人詩人、作家、社会活動家、アジャ・モネ(Aja Monet)による寄稿文と、アメリカ人キュレーターのポール・シンメル(Paul Schimmel)による作者との洞察に満ちた幅広い対談が掲載され、豊富な図版が掲載されている。
作者は、ディアスポラやその他の地域の人々だけを描き、黒人の主観性、多様性、複雑さに関する考察を誘っている。ポートレイトは大胆な色彩とパターンが特徴で、「ブラックネス(黒いこと)」を客観視し、非人間化する描写に挑戦する手段として、被写体を褒めたたえている。作者が述べているように、『私の活動の主要な考えは、表現、記録、賞賛、そして黒人への新しいアプローチの方法を示すことです』」
※こちらは輸送の関係上、多少の傷、汚れが見受けられます。