230 x 280 mm
softcover
87pages
ドイツ人のヴォルフガング・プリンツ(Wolfgang Prinz)とレバノン人のミヒャエル・ゴラム(Michel Gholam)によるアーティストデュオ、プリンツ・ゴラム(Prinz Gholam)の作品集。2001年以降、2人は自己と身体を社会的構築物として扱うパフォーマンス作品を制作している。体の動きによって、我々に意識的、あるいは無意識的に刷り込まれた図像学的認識を明らかにし、それを解体していく。本書はそんな2人の活動を俯瞰するものであり、近年製作してきた自費出版本の精神を引き継ぐ一作。国際美術展「ドクメンタ14」で発表した作品を含む、過去15年に渡り続けてきたパフォーマンスを振り返るシークエンスとしても見ることができる。レバノンに生まれカナダを拠点とするライター、ラウィ・ヘイグ(Rawi Hage)と、カナダ人短編小説家のマドレーヌ・ティエン(Madeleine Thien)が、個人的な視点からドイツ人とレバノン人によるこのアーティストデュオの作品を読み解くエッセイも収録。
※輸送の関係上、多少の傷、汚れが見受けられ可能性があります。