LOT.802
color: AI DYED NAVY
size:40
肩幅 46cm
身幅 59cm
着丈 64cm
袖丈 65cm
material: HORSE LEATHER
※素材の特性上、色落ちや色移りすることがあります。
着用モデル 173cm 55kg (size:40着用)
着用モデル 180cm 75kg (size:40着用)
ニューヨークで見つけたアメリカ製で 1930年代のレザージャケットがベース。 前に振った袖やアームホールなど、まだ馬に乗っていた時代の名残を感じさせる美しいシルエットを盛 り込んでいる。アールデコ調の刻印が入った扇型のジッパーやベークライトボタンなどはオリジナルで作成した。 馬革はピット鞣しをしたヌメ革を使用。ピット鞣しとは植物の樹脂タンニンが入った槽に長時間漬け込む鞣しの方法。漬け込む期間だけで約 1 カ月も要する、時間と手間をかけて仕上げる製法の一つで、 日本では数社しかおこなっていない。
AI DYED NAVYは徳島産の蒅(すくも)を使用し、発酵建てをした「本藍染」。
大変、時間と手間のかかる古来からの藍染技法で染められている。蒅(すくも)とは、藍染の要となる染料のこと。タデ藍と呼ばれる植物の葉を乾燥させ、さらに発酵・熟成させて堆肥状にしたもので、藍師と呼ばれるプロフェッショナルによって、すべて手作業でつくられる。 半年から1年寝かして発酵を進めた蒅(すくも) に灰を溶いた 灰汁(あく)を加え、発酵させて染液を作る。この染液を作ることを「藍建て(あい だて)」と言い、染液の発酵を助けるために、ふすまや日本酒を加え、1-2 週間、朝夕と混ぜ合わせる。 こうして作られた深い青色はジャパンブルーと呼ばれる。
【Taiga Takahashi】
過去の遺物を蘇らせることで、未来の考古物を発掘する。